【9月21日 AFP】豪雨に見舞われていたインド西部の商都ムンバイ(Mumbai)の空港で19日夜、同国の格安航空会社スパイスジェット(SpiceJet)の旅客機が着陸の際に滑走路から外れる事故があった。この事故を受けて主要な滑走路が閉鎖され、数十便が目的地を変更する事態になった。

 スパイスジェットの声明によると、バラナシ(Varanasi)からムンバイに向かっていた旅客機が現地時間19日午後10時(日本時間20日午前1時半)ごろに着陸しようとしたところ、滑走路がぬれていたため、「スリップして舗装されていない場所まで到達した」という。乗客183人は全員無事に避難した。

 ムンバイではモンスーンの豪雨で洪水が発生する懸念があったため、学校などが閉鎖された。3週間前にも豪雨に伴う洪水の被害を受けて10人が死亡。家屋が浸水したり鉄道の線路が冠水したりするなど2日間にわたって都市機能がまひした。(c)AFP