【9月21日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は20日、2018-19シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝を、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の新本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で開催すると発表した。

 2015年にクラブの株式の20パーセントを中国の複合企業、万達集団(Wanda Group)に売却したアトレティコは、3億1000万ユーロ(約414億円)を投じて6万8000人収容のワンダ・メトロポリターノを建設し、初の公式戦となった16日のマラガ(Malaga CF)戦では1-0で勝利している。

 新スタジアムでの初得点を記録したアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)は、「この素晴らしいスタジアムで初得点を決められてうれしいし、これからも量産していきたい。今までプレーした中で一番のスタジアムだ。自分のクラブだからという点を抜きにしてもね」とコメントした。

 また、アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「選手としても、監督としても、こんなものは見たことがない」と新スタジアムを絶賛している。

 アトレティコは声明で、「2019年のチャンピオンズリーグ決勝では世界中の人がわれわれの新スタジアムを見にやってくる。ワンダ・メトロポリターノは快適さと安全面において最高クラスの基準を満たしており、すべての訪問者に最高の体験を提供することを目的として造られた」と発表している。

 アゼルバイジャンの首都バクー(Baku)も候補とされていたが、UEFAは同シーズンのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)の決勝を同地で開催する決定を下した。

 女子の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2018-19)はハンガリーのブダペスト(Budapest)で、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの勝者が戦うUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)はトルコ・イスタンブール(Istanbul)にあるボーダフォン・アリーナ(Vodafone Arena)で行われる。(c)AFP