【9月22日 CNS】10月1日から8日は、中国では国慶節(建国記念日)と中秋節(Mid-Autumn Festival)を含む8連休の「スーパーウイーク」だ。中国国家旅游局が19日に発表した「2017年国慶節、中秋節休日旅游指南」によると、国内旅行者数は約7億人、国内の観光収入は5900億元(約10兆円)に達する見通しで、前年の同時期に比べそれぞれ10%、12.2%増加すると予測している。

 国民が旅行に出かける意思について同局のデータセンターが行った調査によると、今年第4四半期に旅行に出かける意思のある人は82.6%で、このうち64.8%の人が国慶節と中秋節の休日から10月末までの間を選んで旅行に出かける予定だと回答している。

「スーパーウイーク」は、特に国内の長期的の行楽意欲が高まる。オンライン旅行予約大手会社の「シートリップ(Ctrip.com、携程)」の旅行予約データによると、三亜(Sanya)、北京(Beijing)、昆明(Kunming)、アモイ(Xiamen)、ウルムチ(Urumqi)、桂林(Guilin)、西安(Xian)、上海(Shanghai)などが人気がある。

 また、国慶節と中秋節休み期間中に海外旅行に出かける予定があると答えた人は16.4%。オンライン旅行予約会社の「途牛網(Tuniu、トゥニウ)」の旅行予約データによると、シンガポール、タイ、インドネシア、カンボジア、ベトナムなどの国は最も人気のある海外短期旅行の目的地だ。この他に、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランス、エジプトなどが最も注目されており、東ヨーロッパやアフリカが新しい海外旅行の目的地になりつつある。このほか、20.9%が香港(Hong Kong)、マカオ(Macau)、台湾へ旅行する予定があると答えた。

 国家旅游局は国民に向けて、「旅先では、マナーのある旅行者、監督者になるべきだ」として、自然環境を大切にし、ごみを捨てたり草木を傷つけたりしないことや、建築古跡を守り、建築物での落書きや字を彫る行為などを厳に慎み、礼儀正しい旅行者になって現地の住民を尊重することを呼びかけている。(c)CNS/JCM/AFPBB News