【9月20日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2017 UCI Road World Championships)は19日、エリート女子個人タイムトライアルが行われ、オランダのアンネミーク・ファン・フリューテン(Annemiek van Vleuten)がリオデジャネイロ五輪での恐ろしい落車を振り払い、優勝を飾った。

 ファン・フリューテンは昨年のリオ五輪のロードレースで、首位を走りながらも下り坂で激しく落車していた。

 34歳のファン・フリューテンは21.1キロのコースを28分50秒35で走りきり、同胞のアンナ・ファン・デル・ブレッヘン(Anna Van der Breggen)に約12秒差をつけた。3位にはファン・フリューテンから約19秒遅れでオーストラリアのケイトリン・ガーフット(Katrin Garfoot)が入った。

「まだ信じられません」と語ったファン・フリューテンは、「今シーズンは自分のやれることに自分自身が驚き続けています。タイムトライアルで世界王者になれるだなんて、考えたこともありませんでした。良いことと悪いことがある中で、時にすごく落ち込むと、喜びはより美しいものになります。今回はリオ五輪のようなクラッシュもなくすてきなことで、それがこのストーリーより、格別なものにしてくれたんです」と語った。(c)AFP