【9月20日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に移籍したものの、加入直後に負傷したウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)について、これでバルセロナ側がボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に支払うボーナスが1000万ユーロ(約13億円)少なくなるとの報道が出ているが、ドルトムント側は「フェイクニュースだ」と否定している。

 バルセロナは今年8月、1億500万ユーロ(約137億円)プラス最大で4200万ユーロ(約56億円)に達するボーナスを費やして20歳のデンベレを獲得し、5年契約を結んだが、デンベレは太ももの腱(けん)を断裂するけがをして19日に手術を受け、復帰までは3か月半から4か月を要すると見込まれている。

 スペインのスポーツ日刊紙マルカ(Marca)は、ドルトムントの受け取るボーナスが少なくとも4分の1ほど減ると報じた。同紙によると、デンベレが今季50試合に出場していれば、バルセロナは1000万ユーロを払わなければならなかったはずだが、負傷でその可能性はなくなったと主張している。

 しかしドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴェツケ(Hans-Joachim Watzke)最高経営責任者(CEO)は、ニュースサイトのt-onlineで「そんな条項はない」とコメントした。

「フェイクニュースだ。一定の試合数に応じたボーナスはあるが、具体的な数字が間違っているし、計算するのは5年間の契約期間を通じた出場試合数だけだ。だからわれわれは1ユーロたりとも失わない」 (c)AFP