【9月19日 AFP】ジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官は18日、米国には北朝鮮に対する「多くの」軍事的選択肢があり、その中には韓国の首都ソウル(Seoul)を危険にさらさずに行使できるものも含まれると述べた。

 マティス氏は国防総省で記者団に対し、「われわれの同盟国と自国の利益を守るための多くの軍事的選択肢がある」と述べた。

 さらに、詳細は語らなかったものの、ソウルに深刻な被害を与えない選択肢も含まれると明らかにした。

 マティス氏はまた、戦術核の韓国への配備の可能性について米韓両政府が協議したことを認めた。

 北朝鮮は15日、弾道ミサイルを発射。日本上空を通過して太平洋(Pacific Ocean)に落下し、飛行距離は過去最長に達したとみられる。ただマティス長官は、こうしたミサイルも直接の脅威にはならなかったとして、日米が迎撃する必要はなかったと説明している。(c)AFP