【9月18日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)にクラブ史上最高額の1億500万ユーロ(約137億円)で加入したウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が、太ももの負傷で最大4か月戦列を離れる見込みとなった。17日のヘタフェ(Getafe CF)戦で負傷したデンベレについて、この日クラブが診断結果を発表した。

 20歳のデンベレはカンプ・ノウ(Camp Nou)行きの夢を強引にでも実現するため、前所属先のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)で練習への参加を拒否していたが、そうやってシーズン前の準備を怠ったつけが回ってきた可能性がある。

 バルセロナは先月、成績によって増減するボーナスを加えると、最大で1億4500万ユーロ(約189億円)に達する金額を費やし、ドイツ・ブンデスリーガ1部のドルトムントからデンベレを獲得したばかりで、同選手はここまでまだ3試合に出場しただけだった。

 バルセロナは「検査の結果、トップチームの選手、ウスマン・デンベレは、左太ももの大腿(だいたい)二頭筋の腱(けん)断裂が認められた。同選手は来週、フィンランドのサカリ・オラバ(Sakari Orava)医師の元、手術を受けることになる。完治までの離脱期間は、約3か月半から4か月とみられている」と声明を発表した。

 デビュー戦となったRCDエスパニョール(RCD Espanyol)では、交代出場から1アシストを決めてチームの5-0の大勝に貢献すると、3-0で勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のユベントス(Juventus)戦でも印象を残したが、ヘタフェ戦では負傷のためわずか29分でピッチを退くことになった。

 デンベレはチャンピオンズリーグのグループリーグは全休する見込みで、12月23日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との今季初めての伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」も間に合うかは微妙になっている。

 フランス代表としても、10月に行われるW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選の最後の2試合、アウェーのブルガリア戦とホームのベラルーシ戦を欠場することになる。(c)AFP