【9月18日 AFP】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General Motors)が、中国国内で販売したタカタ(Takata)製エアバッグを搭載した250万台をリコール(回収・無償修理)することが分かった。中国当局が発表した。

 対象車のエアバッグに欠陥の恐れがあるためという。当局の発表によると、GMと中国の上海汽車(SAIC)の合弁企業、上海GM(Shanghai GM)が10月29日からリコールを受け付ける。

 世界最大の中国自動車市場で外国メーカーとして販売台数2位につけるGMにとっては、手痛いリコールとなる。同1位の独フォルクスワーゲン(Volkswagen)も前週、エアバッグの欠陥を理由に、中国の合弁企業と合同で486万台のリコールを発表している。

 タカタ製エアバッグの欠陥問題では、これまでに世界で16人が死亡し、多くの負傷者が出た疑いが持たれている。(c)AFP