【9月18日 AFP】香港(Hong Kong)最大のテーマパーク「海洋公園(Ocean Park)」で16日、男性(21)が「生き埋め」というお化け屋敷の中で死亡する事故があった。同園は毎年恒例のハロウィーンイベントに向けて、準備を進めている最中だった。

 地元メディアによると、亡くなったのはチャン(Cheung)という姓の男性で、ひつぎが直撃したという。

 海洋公園の李縄宗(マティアス・リー、Matthias Li)氏は、チャンさんはお化け屋敷に入って5分後に意識不明の状態で発見されたと明らかにし、この悲劇への「深い悲しみ」を表明した。警察によると、チャンさんは病院で死亡が確認された。

 このアトラクションは来月5日から31日まで、同園で開催されるハロウィーンイベントの一環で設置された。公式ウェブサイトでは、入場者には「一人で生き埋めにされた後、暗くて不気味な墓から必死で脱出する」体験が待ち受けていると紹介されていた。

 香港政府は、チャンさんが入場した際には問題なかったものの、その後立入禁止区域に迷い込んで機材が当たったと説明している。

 現地英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)によると、チャンさんはスワイヤーグループ(Swire Group)の子会社の従業員の友人で、同社が社員向けに毎年開いているイベントで海洋公園を訪れていたという。

 政府は当面の措置として、このアトラクションの閉鎖を命じた。(c)AFP