【9月18日 AFP】17-18スペイン1部リーグは17日、第4節の試合が行われ、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)が自身に対する批判にゴールを決めて返答したレアル・マドリード(Real Madrid)は、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)を3-1で破り、リーグ戦3試合ぶりの勝利を挙げた。

 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が不在の中、チームはバレンシア(Valencia CF)、レバンテ(Levante)と対戦した2試合で勝ち点を落とし、国内メディアとファンは批判の矛先を調子の上がらないベイルに向けられていた。

 ベイルは国内テレビ局のモビスター(Movistar)に対して「ゴールを決めるのはいつだって気持ちいいけれど、重要なのはチームが久々に勝利して勝ち点3を獲得できたことだ」とコメントしている。

「あまり目立たないようにして努力をし続けなくてはならなかったし、それしかなかった。世間をコントロールすることはできない。僕にコントロールできるのはピッチで頑張ることだけ。キャリアには浮き沈みがある。落ちれば後は上がるということだ」

 5試合の出場停止により、ソシエダ戦まで国内の試合に出られないロナウド、負傷のカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)を欠く中で、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、20歳のマジョラルを最前線に抜擢。するとマジョラルは指揮官の起用に応え、前半19分に加入後初得点を記録し、チームに先制点をもたらした。

 このゴールで、レアルは公式戦の連続得点を73試合に伸ばし、ペレ(Pele)氏を要した1960年代のサントス(Santos FC)が作った世界記録に並んだ。レアルはその後、ソシエダのケビン・ロドリゲス(Kevin Rodrigues)が両軍のゴールネットを揺らしたことで、前半を2-1とリードして折り返した。

 そして迎えた後半16分、ベイルはGKの頭上を越えるループシュートで今季ようやく2得点目を決め、レアルは勝ち点3を確実にした。この勝利でレアルは、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)と勝ち点4差の4位に浮上している。 (c)AFP/Kieran CANNING