【9月17日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で16日、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」が開幕した。184回目を迎えた今年のオクトーバーフェスト初日は雨模様となり、警備態勢も強化されたが、会場は大勢のビール好きでにぎわった。主催者は10月3日までの開催期間中に世界各国から600万人が来場すると見込んでいる。

 今年の祭典ではビアホールテントの空席情報を知らせたり、はぐれてしまった友人を捜せたりするアプリがダウンロードできる。会場内最大のテントは1万人も収容できることから、このアプリは役に立ちそうだ。

 ビールの値段は1リットル当たり10.95ユーロ(約1450円)で、昨年から0.25ユーロ(約33円)値上がりした。昨年のオクトーバーフェストでは2週間の開催期間で計660万リットルのビールが消費された。

 一方、昨年は主にテロへの懸念から来場者数が減ったことから、主催者側は今年の来場者増やすべく警備態勢を強化。バックパックや大型バッグの持ち込みを禁止し、各入場口に配備された警備員の数は昨年から200人増えて650人以上となった。また、新たに監視カメラを増やし、緊急放送用スピーカーを設置した。緊急放送はドイツ語と英語、地元バイエルン地方の言葉の3言語で流されるという。(c)AFP