【9月17日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)は16日、ワールドグループ準決勝が各地で行われ、オーストラリアはジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson)/ジョン・ピアーズ(John Peers)組が6-3、6-4、6-0でベルギーのアルトゥール・デ・グレーフ(Arthur De Greef)/ルーベン・ベーメルマンス(Ruben Bemelmans)組を下し、戦績を2勝1敗として14年ぶりとなる決勝に王手を掛けた。

 通算28度の優勝を誇るレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)監督率いるオーストラリアだが、最後の優勝は決勝でスペインを下した2003年大会となっている。

 ブリュッセル(Brussels)での一戦を終えてピアーズは「今日はすべきことがあり、最初から最後までそれをしっかりとできた。この観客の前でトンプソンとプレーしたことと僕らのパフォーマンスはただただ素晴らしいものだった」と振り返った。

 17日に行われる第4試合で、ニック・キリオス(Nick Kyrgios)がベルギーのナンバーワン、ダビド・ゴフィン(David Goffin)に勝利すれば、オーストラリアは決勝進出が決まる。

 もう一方の準決勝では9度の優勝を誇るフランスが2勝1敗とセルビアからリードを奪い、決勝に近付いた。

 フランスは地元リール(Lille)で、ニコラ・マウー(Nicolas Mahut)/ピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert)組が6-1、6-2、7-6(7-3)でセルビアの監督兼選手である41歳のネナッド・ジモンイッチ(Nenad Zimonjic)とフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic)のペアを退けている。

 フランスは15日の第1試合でリュカ・プイユ(Lucas Pouille)が格下のドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic)に敗れたこともあり、まだ決勝への切符を手にできていない。

 フランスは2001年大会を最後に優勝から遠ざかっており、それ以降では2014年大会でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を擁するスイスに敗れるなど、3度の決勝に進出しながらもタイトルを手にできていない。(c)AFP