【9月17日 AFP】17-18スペイン1部リーグは16日、第4節の試合が行われ、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が得点を挙げたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、マラガ(Malaga CF)に1-0で勝利し、6万8000人収容の新スタジアム、ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)初戦を勝利で飾った。

 アトレティコはこれで暫定3位に浮上。首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は4となっている。バルセロナは同日、パウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')の加入後初得点でヘタフェ(Getafe CF)に2-1で勝利した。

 2試合のリーグ戦出場停止から戻ったグリーズマンは後半16分、アンヘル・コレア(Angel Correa)のクロスからこの試合唯一の得点を記録。試合後にはbeINスポーツ(beIN Sports Spain)に対して「この素晴らしいスタジアムで初得点を決められてうれしいし、これからも量産していきたい。今までプレーした中で一番のスタジアムだ。自分のクラブだからという点を抜きにしてもね」とコメントした。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は試合前、新しい本拠地を「圧力なべ」にしてほしいと話し、以前の本拠地ビセンテ・カルデロン(Vicente Calderon Stadium)のときと同じような熱狂的な雰囲気を作り出してほしいとファンに呼びかけていた。

 するとファンは、スペイン空軍のデモンストレーションとパラグライダーでの試合球の投入といった試合前の盛大なセレモニーに負けない大声援でチームを後押しした。シメオネ監督は「選手としても、監督としても、こんなものは見たことがない。この日のことは一生忘れないだろう。アトレティコのフラッグが空を飛んで、ファンも一体になって、自分もピッチに入ってプレーしたかったよ!」と語った。(c)AFP