【9月17日 AFP】17F1第14戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2017)は16日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がポールポジションを獲得した。

 フリー走行では苦しんでいたベッテルだったが、照明に照らされたマリーナベイ・ストリート・サーキット(Marina Bay Street Circuit)で最速ラップとなる1分39秒491を記録し、2番手にマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)、3番手にダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)のレッドブル(Red Bull)勢を抑え込んだ。

 4番手にはフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が続き、ドライバーズ選手権でベッテルを3ポイントリードしているメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が5番手、チームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が6番手につけた。

 19歳のフェルスタッペンは10代のドライバーとして初のポールを獲得するかに思われたが、ベッテルはQ3で高速ラップを2度刻み、約0.3秒差をつけた。

 自身のパフォーマンスにびっくりとした様子のベッテルは「昨日は厳しかったし、午前も厳しかったけれど、今夜はマシンが元気になった」と語った。

 シンガポールGPの過去9戦ではポールシッターが7勝を挙げており、予選が非常に重要になっている。

 ベッテルは15日のフリー走行2回目で12番手、さらに予選前に行われたフリー走行3回目ではサーキットの壁に接触していた。予選Q1では12番手だったものの、Q2では順位を4番手に上げていた。

 ベッテルがシンガポールでの通算5勝目に向けて絶好のポジションにつける中、ハミルトンは3列目から挑むことになる。

 7番手につけたルノー(Renault)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)に続き、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、ストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)がそれぞれ8番手と9番手となり、10番手にはトロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)がつけている。(c)AFP