【9月16日 AFP】西アフリカのニジェールで3か月にわたる豪雨で洪水の被害が拡大しており、死者は少なくとも54人に上り、避難者は20万人近くに増えた。国連人道問題調整室(OCHA)が15日、明らかにした。

 OCHAによると、死者のほとんどは首都ニアメー(Niamey)で出ている。住宅1万1000棟以上に倒壊などの被害が出ており、復旧には長い時間を要するとみられる。

 また、牛およそ1万6000頭が死に、農地も約1万2000ヘクタールが壊滅的な損害を受けたことから、食料生産にも打撃となりそうだ。

 ニジェールは国土の4分の3が砂漠で、干ばつや大規模な洪水を原因とする食糧不足にしばしば見舞われている。

 人道支援団体筋は14日、ニジェール川(Niger River)の水位の上昇によって状況は悪化しており、数十人が死亡し約50万人が家を失った2012年の大水害が繰り返される恐れがあるとAFPに語った。

 ニジェール政府は先週、雨により一部のエリアが水没したことを受け、首都ニアメーでのマラリアのまん延を防ぐべく蚊の繁殖地を破壊するキャンペーンを開始した。(c)AFP