【9月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するルノー(Renault)は15日、トロ・ロッソ(Toro Rosso)からレンタル移籍でカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を獲得し、2018年シーズンのドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)とコンビを組むと発表した。

 23歳のサインツがジョリオン・パーマー(Jolyon Palmer)を追い出す形となった今回の動きは、マクラーレン(McLaren)が今季限りでホンダ(Honda)のエンジンを切り捨て、ルノーから供給を受けることに関連するものとなっている。

 サインツは声明で、「自動車メーカーのチームでF1ドライバーになることは名誉だ。サーキットでは最高のパフォーマンスを披露し、ルノーの信頼に応えたい」とコメントした。

 ルノーのマネジメントディレクターを務めるシリル・アビテブール(Cyril Abiteboul)氏は、トロ・ロッソの親会社であるレッドブル(Red Bull)にサインツのレンタル移籍を感謝するとともに、過去2年間にわたるパーマーの献身をたたえ、「彼は献身的なドライバーだ。次のキャリアに踏み出す彼の活躍を祈っている」と述べた。

 これに先立ち、マクラーレンはホンダとの関係を解消してルノーと手を組むと発表。これに伴いルノーとの提携を終了することになったトロ・ロッソは、ホンダからエンジン供給を受けることになった。(c)AFP