【9月14日 AFP】16歳以下のサッカードイツ代表で、わずか12歳の神童ユースファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)が旋風を起こしている。

 ほとんどのチームメートより2歳年下で、11月にようやく13歳になるムココは、11日のオーストリア戦で年代別代表デビューを飾ると、同じオーストリアと対戦した代表2試合目で、早くもチームの全ゴールとなる2得点を決めて2-1の勝利に貢献した。

 カメルーン生まれのムココは、すでに国内のユースレベルでは大きな注目を集めていて、所属するボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のU-17チームで、ジュニア・ブンデスリーガの5試合に出場して13ゴールを挙げている。

 ドイツサッカー連盟(DFB)の規則では、17歳未満の選手はブンデスリーガの試合に出場することはできない。しかしムココに対しては、一部から年齢を疑う声が出ている。

 ヤウンデ(Yaounde)のドイツ領事館が発行した正式な証明書によると、ムココは2004年11月20日生まれとなっている。しかし、独スポーツ日刊紙最大手のビルト(Bild)は、10日付の紙面で早熟のタレントに見開き1ページを費やし「このブンダーキント(天才児)は本当にまだ12歳?」と見出しを打った。

 ムココは、ザンクトパウリ(FC St. Pauli)のU-21チームに所属し、ハンブルク(Hamburg)で出会った18歳の恋人と交際していて、二人で連れ立っているところをカメラにとらえられている。またビルト氏によれば、ムココの両親は父親が66歳で母親が28歳。二人は今もハンブルクに住んでいて、ムココはドルトムント(Dortmund)の親族の元で暮らしているという。

 父親は「生まれてすぐにヤウンデのドイツ大使館に登録した。ドイツの出生証明書を持っている」と断言している。連盟とクラブも疑惑が出ていることは認識しているが、DFBも書類は適切なものだと強調している。

「DFBはすでに、ボルシア・ドルトムントとさまざまなレベルで活発な議論を何度も交わしました。事実を慎重に検討するよう要請してきましたが、ボルシア・ドルトムントの担当者が毎回指摘するのは、書類と文書の信頼性であり、そのことはDFBも把握しています」

「ゆえに、当該の選手の年齢の正しさに疑いはありません。この件に関して、DFBは所属クラブの詳細情報を信頼しています」 (c)AFP