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アフリカゾウの生態が昼夜逆転、密猟回避で 研究

2017年9月14日 10:50 発信地:パリ/フランス

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アフリカゾウの生態が昼夜逆転、密猟回避で 研究
夕刻の草原を歩くゾウ(2010年7月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEWEL SAMAD

【9月14日 AFP】アフリカ東部に生息するゾウは密猟者から逃れるために、まるで脱獄囚のように夜間に移動し、日中は身を潜めていることを学習しているとの研究結果が13日、発表された。象牙を目的とする密猟により、アフリカゾウは絶滅の危機に追いやられているという。

 ゾウは本来、昼間に餌探しと移動を行い、夜の暗闇に紛れて眠る。

 だが、世界規模の象牙取引に後押しされた密猟の急増により、大型陸生哺乳動物のゾウは本来の性質に逆らって、通常の習性を逆転させることを余儀なくされている。

 オランダ・トゥウェンテ大学(University of Twente)の研究者、フェスタス・イホワギ(Festus Ihwagi)氏は「密猟の大半は昼間に行われるため、ゾウの夜行性行動への移行は、現行の密猟レベルの直接的な結果だと思われる」と説明する。

 生態学誌「Journal of Ecological Indicators」1月号に発表予定のイホワギ氏の研究は、ケニア北部に生息するゾウ60頭から収集したデータに基づくものだ。ゾウはGPS(全地球測位システム)機器を用いて、最大3年間にわたり追跡調査した。

 調査は、ゾウ100頭以上にGPS首輪を取り付けている保護団体セーブ・ジ・エレファンツ(Save the Elephants)と協力して2002~2012年の間に行われ、ケニア北部のライキピア(Laikipia)やサンブル(Samburu)およびその周辺地域における雌28頭、雄32頭の行動を観察した。

 雌は結びつきの強い群れの中で暮らし、自身の子どもを傍らに伴っていることが多い。一方の雄は単独で行動する傾向がある。

 密猟がどのようにして、またどの程度、ゾウの行動に影響を与えたのかを判断するため、イホワギ氏は2種類のデータを比較した。

 1つは、日中と夜間の移動距離を測定・比較したデータで、もう1つは、セーブ・ジ・エレファンツによるゾウ密猟に関するデータベース「Monitoring the Illegal Killing of ElephantsMIKE」から抽出した、密猟がおおよそ活発に行われている区域と時間帯を特定したデータだ。


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