【9月14日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は13日、中国系投資ファンドによる米半導体大手ラティスセミコンダクター(Lattice Semiconductor)の買収計画を阻止した。「米国の安全保障へのリスク」を理由に挙げている。

 米財務省は声明で、中国政府系のキャニオン・ブリッジ・キャピタル・パートナーズ(Canyon Bridge Capital Partners)などによるラティスセミコンダクターの買収は、扱いに慎重を要する同社製品を米政府が使う場合に危険をもたらす可能性があると指摘している。

 トランプ政権は貿易や安全保障問題で中国に対して厳しい姿勢を取っており、中国から輸入するアルミや鉄鋼についても安全保障上の観点から広範な調査に乗り出している。

 米大統領は、政府機関の対米外国投資委員会(CFIUS)を通じて安全保障に脅威と判断した外国投資を阻止できる権限を持つ。(c)AFP