【9月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は13日、グループリーグ第1節が各地で行われ、グループHでは大会3連覇を目指すレアル・マドリード(Real Madrid)が3-0でアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)から順当な勝利を収めた。クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が復帰戦で2ゴールを決め、国内での5試合の出場停止期間中にチームに欠けていた決定力を早速もたらした。

 ロナウドは前半12分にギャレス・ベイル(Gareth Bale)の低い折り返しに合わせていきなりゴールを決めると、PKで2点目を奪取。さらにセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のオーバーヘッドキックも決まってチームは快勝した。ロナウドはこれで、チャンピオンズリーグここ6試合で12ゴールを記録している。

 チームを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「彼は世界一だ。みんな知っての通り、出ればいつもゴールを決めてくれる。もう少し運があれば、きょうは4点決められたはずだ」とコメントした。

 ロナウドがスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)の試合で主審を押し、本人いわくスペインサッカー連盟(RFEF)の「迫害」だという国内での出場停止を科されている間、チームはバレンシア(Valencia CF)戦、レバンテ(Levante)戦とチャンスを決めきれずに本拠地で2試合連続ドローに終わり、エースの不在を痛感している。

 ラモスは「あまりゴールが取れない試合が続いていたけど、いつも大勝できるわけじゃない。クリスティアーノはたくさんゴールを決めているし、僕らもそれを感じている。好調を維持してほしいね。毎年高いレベルの結果を残していることに疑いはない」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING