【9月13日 AFP】英サッカー協会(FA)は12日、9日に行われたイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)戦で、相手GKを蹴って退場処分となったリバプール(Liverpool FC)のサディオ・マネ(Sadio Mane)について、リバプール側の異議申し立てを却下し、3試合の出場停止が確定したと発表した。

 シティ戦でマネは相手GKエデルソン(Ederson Santana de Moraes)の顔を蹴り、レッドカードを提示された。チームはその後に失点を重ね、0-5の大敗を喫した。

 リバプールは処分が重すぎるとして異議を申し立てていたが、FAは声明で「即時有効となっていたサディオ・マネ選手の3試合の出場停止について、独立規律委員会での聴聞の結果、処分過剰との申し立てを却下し、そのまま処分を維持する。マネ選手は9日のマンチェスター・シティ戦で、悪質なファウルを犯して退場となった」と発表した。

 これでマネは、今週末のバーンリーFC(Burnley FC)とのリーグ戦、レスター・シティ(Leicester City)とのフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2017-18)とリーグの2連戦を欠場する。

 シティ戦後、マネはフェイスブック(Facebook)を通じてエデルソンに謝罪し、「一刻も早い回復を願っている。不慮の接触だったが、けがをさせてしまって申し訳ないし、そのせいで試合に最後まで出られなかったことを残念に思う。早くけがを治してピッチに戻ってきてほしい!」と書き込んだ。

 エデルソンは、ペナルティーエリアを飛び出して相手のロングボールを頭でクリアしようとした際、マネの足が顔を直撃してピッチに倒れ込んだ。その後ピッチ上で10分近く治療を受けた末、担架で運び出された。

 試合後に公開された写真を見る限り、エデルソンは顔の横を8か所縫ったとみられる。ただ、リバプール戦の後半にはシティのベンチに戻っており、ヘッドギアを着けながらではあるが12日には練習にも復帰している。シティは13日に敵地で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のフェイエノールト(Feyenoord)戦に臨む。(c)AFP