【9月13日 AFPBB News】カンボジアのフン・セン(Hun Sen)政権に批判的な論調で知られた日刊紙「カンボジア・デイリー(Cambodia Daily)」が9月初旬に廃刊に追い込まれた件で、副発行者デボラ・クリッシャー・スティール(Deborah Krisher-Steele)氏が12日、日本外国特派員協会(Foreign Correspondents' Club of JapanFCCJ)で記者会見を開いた。

 カンボジアではフン・セン首相が30年以上にわたって政権運営を担っており、強権的な姿勢で批判の声を封じ込めてきた。来年には議会選が予定されているが、国民の間で汚職や不平等に対する不満が高まり、野党の支持率が上昇。そうした中、野党勢力や人権活動家が相次いで訴追されるなどしている。(c)AFPBB News