【9月13日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は12日、一昨シーズンに引退したコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏が着用していた背番号8と24を永久欠番とし、12月18日に行う昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)との試合でセレモニーを開催すると発表した。オールスター選出18回、NBA王者5回の実績を誇るレイカーズのレジェンドは、キャリア前半の10年間は8番を、後半は24番を着用し、2015-16シーズンを最後に現役を退いた。

 球団が発表した声明で、ブライアント氏は「イタリアで育った少年時代、自分のユニホームがレイカーズで飾られる日をいつも夢見ていましたが、二つとは想像もしませんでした。レイカーズは私を大いに尊重してくれていますし、このスポーツに対するファンの情熱に感謝します」と話した。

 レイカーズの最高経営責任者(CEO)で、オーナーでもあるジーニー・バス(Jeanie Buss)氏は「コービーのユニホームは、球団歴代最高の選手たちの隣に、ふさわしい家を手に入れます。この日が訪れるのは間違いないことで、唯一の問題はその日をいつにするかでした。レイカーズのファンは再びわれらがヒーローを祝福し、他チームは再びコービー・ブライアントというレジェンドをうらやむでしょう」と話した。

 バスケットボール部門長を務めるジョンソン氏も「当然の栄誉だ。コービーはレイカーズ、そしてNBAの歴史に名を残す偉大な選手であり、私にとってのラシュモア山(Mount Rushmore)があるとすれば、間違いなく彼の顔が刻まれる。永久欠番のセレモニー、そしてコービーと彼の家族とともに特別な日を祝うことを、どちらも楽しみにしている」と話した。

 レイカーズ一筋20年のキャリアでブライアントは、カリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏、カール・マローン(Karl Malone)氏に次ぐNBA歴代3位の通算3万3643得点を記録した。

 球団記録ではレギュラーシーズン出場試合(1346試合)、通算得点、3ポイントシュート成功(1827回)、スティール(1944回)、フリースロー成功(8378回)、プレーオフの試合出場(220試合)、得点(5640点)、3ポイント(292回)、フリースロー(1320)などで歴代1位の数字を残している。

 レイカーズで背番号が永久欠番になるのは、ウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain、13番)氏、エルジン・ベイラー(Elgin Baylor、22番)氏、ゲイル・グッドリッチ(Gail Goodrich、25番)氏、マジック・ジョンソン(Magic Johnson、32番)氏、アブドゥル・ジャバー氏(33番)、シャキール・オニール(Shaquille O'Neal、34番)氏、ジェームズ・ウォージー(James Worthy、42番)氏、ジェリー・ウェスト(Jerry West、44番)氏、ジャマール・ウィルクス(Jamaal Wilkes、52番)氏に次いで10人目となる。(c)AFP