【9月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は12日、グループリーグ第1節が各地で行われ、グループBのパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は5-0でセルティック(Celtic)に大勝。キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の3トップがそろってゴールを決めた。

 PSGはネイマールがこの日も2億2200万ユーロ(約288億円)という歴代最高の移籍金にふさわしい結果を残し、公式戦5試合で5得点目となる先制点を挙げると、ネイマールのアシストからエムバペが追加点を奪い、前半40分にはカヴァーニがPKを決め、ハーフタイムを3-0で折り返した。

 後半に入ってもPSGの攻勢は続き、38分にミカエル・ルスティグ(Mikael Lustig)のオウンゴールを誘発すると、その2分後にはカヴァーニが角度のないところからのヘディングシュートでこの日2得点目を記録した。

 PSGのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は「この場所で最も難しいのは、相手のプレーのリズムと激しさ、そしてもちろんサポーターだ。チームは十分に力を見せてくれた。チームとしてプレーし、実に冷静に試合に入った。非常に良かったと思う」とコメントした。

 この大勝で、PSGは同日RSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)に3-0で勝利したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を抑えてグループ首位発進を果たした。そして今回の勝ち方は、今夏に大型補強を敢行したチームが、チャンピオンズリーグでこれまで以上の成績を残すことを本気で狙っている絶好の意思表示になった。

 ネイマールがけん引したFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れ、16強で姿を消した昨季をはじめ、PSGはこれまでも、タレントは豊富ながらメンタルの強さが足りずにギリギリの勝負を落とす結果が欧州では続いていた。

 それでも、フランス国内で「MCN」と呼ばれる3トップを筆頭とした今季のスーパースター軍団は、敵地セルティック・パーク(Celtic Park)のアウェーチームを威圧するような雰囲気にもまるでひるむ様子を見せず、その結果、試合では両チームの地力の差がそのまま浮き彫りになった。(c)AFP/Alistair WATSON