【9月11日 AFP】フランス北部の町で10日、警察官が駅のホームで妻と3歳と5歳の子ども2人を銃で殺害し、その後、自殺する事件が発生した。当局が発表した。

 警察は事件当日、家庭内の争いが起きたとの通報を受けて夫婦の自宅に駆け付けており、妻はその際、夫を残して家を出ると警察官らに話していた。

 検察官が記者団に語ったところによると、夫は当時「落ち着きはらって」おり、隣人が妻を自宅から近いノワイヨン(Noyon)の駅まで車で送ることにも反対しなかったという。妻は5人の子どものうち、双子を含む3人を連れて家を後にした。

 しかし、妻と子どもらが駅のホームで電車を待っていると、夫が突然姿を現して発砲。妻と子ども2人が死亡した。一緒にいたもう一人の子ども(5)にはけがはなかった。

 夫について検察官は、パリ(Paris)の警察本部に配属されている警察官であると明らかにし、妻が出ていくことを受け入れられなかったとの見解を示している。(c)AFP