【9月9日 CNS】中国国民がオンラインで酒類を購入する割合が増えている。最新の調査によると購入者数の年間成長率は42%で、このうち7割近くが20代、30代の若者であることがわかった。携帯電話からの注文が売上高のうち8割を占めた。

 第一財経ビジネスデータセンター(CBNData)が5日に発表した「中国人の酒杯─2017天猫(Tmall)酒類消費ビッグデータ報告」によると、オンラインでの酒類販売のうち、白酒とワインが最も主要な売上高を占めている。なかでも注目すべき動向はビールの市場シェアで、過去2年では販売が急速に増加しており、ビールを飲むことは消費者の日常的な生活スタイルになりつつあることがわかる。

 季節別にみると、ビールの売り上げは春と夏が突出している。白酒は冬の売上が相対的に高い。ワインは、いずれの季節でも2位で、1年を通じた「常勝将軍」である。

 消費者の好みとしては、男性は白酒、洋酒とビールを好み、女性は比較的ワインや果実酒、紹興酒を好む。南方地区の消費額は北の地方より高く、酒類の出費を最も惜しまないのは上海人だ。また、若年化や高級志向などの傾向があり、オンラインでの酒類消費をけん引している。(c)CNS/JCM/AFPBB News