【9月7日 AFP】国際パラリンピック委員会(IPC)は6日、ロシアのパラリンピック選手について、中立の立場で2018年平昌冬季パラリンピックの予選に出場することを認めると発表した。

 その一方でIPCは、再検討を行う11月までは、国家ぐるみのドーピング問題で資格停止中となっているロシア・パラリンピック委員会(RPC)の処分を継続するとしている。

 IPCは今年5月、ドーピング問題に関して「劇的な変化」が起きない限りは、韓国で開催される2018年冬季パラリンピックでも、ロシア選手の出場を禁止すると警告していた。

 世界反ドーピング機関(WADA)の独立調査官リチャード・マクラーレン(Richard McLaren)氏による報告書で国家ぐるみのドーピングが発覚したことを受け、ロシアは昨年8月にIPCから資格停止処分を科されている。(c)AFP