【9月5日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)に参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)は4日、事故で手術を受けたバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)がサンマリノGPを欠場すると発表した。

 WGPの全カテゴリーを通して通算9度の総合優勝を誇る38歳のロッシは先週、練習中の事故で足を骨折。母国イタリアのアンコナ(Ancona)で1日に手術を受け、その翌日には退院していた。

 ヤマハは今季13戦目に「バレンティーノ・ロッシが出場できなくなり残念だ」と発表。ロッシの欠場により、ヤマハはサンマリノにマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)の一人体制で臨むことが決まった。

 170ポイントを獲得して総合3位につけるビニャーレスは、総合首位に立つドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)を13ポイント差で追っている。

 157ポイントで総合4位のロッシは、24日にスペインで行われるアラゴンGPに出場するためには時間との闘いが待っている。退院する際にロッシは、できるだけ早くレースに復帰すると誓っていた。

「可能な限りすぐにリハビリを開始するつもりだ。どのような決定でも、その前に自分の体の反応を見極めたい」

 ロッシの執刀医は、「多くの部分は彼次第だが、最低でも40日間は休まなければならないのではないか」と話してた。(c)AFP