【9月12日 CNS】「中国·江蘇(Jaingsu)太湖(Taihu)映画テレビ文化産業投資サミット」が、中国・無錫市(Wuxi)で8月31日、開催された。全国200以上の映画制作会社や有名俳優、業界著名人らがサミットに集まり、映画業界の発展や資本運営、派生製品の開発、映画工業化などについて意見交換を行った。

 中国新聞出版広電総局映画局、江蘇省新聞出版広電局、無錫市人民政府の主催。これらの団体による「中国映画名鎮建設共同提案書」が締結され、無錫市人民政府、浜湖区(Binhu)人民政府、現地の映画制作スタジオ「無錫国家デジタル電影産業園」などが、「中国映画名鎮協力枠組み協定書」に署名した。今後、無錫市は中国国内トップクラスの「映画村」づくりに向かって大きく前進していくことになる。

 同市には7か所の国家レベルと省レベルの映画産業基地があり、なかでも「無錫国家デジタル映画産業園」は32億元(約528億円)に上るビジネスを実現。『西遊記・三打白骨精』(日本語題:西遊記・孫悟空 vs 白骨夫人)、『捉妖記』(日本語題:モンスター・ハント)、『人民的名義』など有名な映画やドラマを制作。無錫映画産業の規模と競争力が、中国国内でも上位に位置するようになった。

 無錫国家デジタル映画産業園は、2013年の開園以来、星皓電影公司(Filmko Pictures)や米国のBase FXなど国内外で有名な映画製作会社と企業500社が拠点を置く。『トランスフォーマー/最後の騎士王(Transformers: The Last Knight)』『ウォークラフト(Warcraft)』などの映画やテレビドラマの撮影・制作を500件こなしている。デジタルプラットフォームやスタッフサービスなどを整備し、特撮技術や人材などを含めた一大映画産業サービスを構築している。すでに、文化と技術の融合モデル基地として、中国の重要な制作拠点となっている。

 中国の映画スクリーン数は47600枚で北米市場を超え、世界一となっている。テレビドラマの年間生産量は15000件近い。国民の精神・文化生活を豊かにし、文化産業の発展や映画・テレビドラマ制作にも大きく寄与している。(c)CNS/JCM/AFPBB News