【9月3日 AFP】中国政府は3日、北朝鮮による同日の核実験について、北朝鮮の核兵器開発計画に対する国際社会の批判を無視したものだと強く非難した。

 中国外務省はウェブサイトで「北朝鮮は国際社会に広がる抗議を無視して、再び核実験を実施した。中国政府はこれに断固たる反対と強い非難を表明する」との声明を発表した。

 中国の各報道やSNSによると、北朝鮮の新たな核実験による揺れは中国北東部の広い範囲でも感じられ、最長で8秒間、揺れが続いた都市もあった。

 国営の中国中央テレビ(CCTV)によると、揺れは、北朝鮮の核実験場がある豊渓里(Punggye-ri)から北西に約400キロ離れた中国の長春(Changchun)でも感じられた。

 北朝鮮との国境から約20キロの延吉(Yanji)では、あまりに強い揺れに家から逃げ出した人たちもいたという。

 あるSNSのユーザーは、自宅の建物がひどく揺れたので「慌ててズボンをはいて逃げ出した。1階まで駆け下りたらズボンだけで逃げ出したのは自分だけではなかった」と投稿した。

 また、別のユーザーは「延吉では揺れが10秒間も続いた」と書き込んでいる。(c)AFP