【9月3日 AFP】ドイツ西部コブレンツ(Koblenz)で2日、第2次世界大戦(World War II)時に米軍が投下した500キロ爆弾の不発弾処理作業が行われ一時、住民約2万1000人が避難した。不発弾は爆発物処理専門チームによって無事に信管が取り除かれ、地元消防隊は避難勧告を解き、住民は同日帰宅した。

 この他、コブレンツから200キロほどの距離にあるフランクフルト(Frankfurt)でも、さらに大型の不発弾処理作業が3日に予定されている。

 フランクフルトの不発弾は第2次大戦時に英空軍が投下した1.8トン爆弾で、市中心部で見つかった。避難対象となる住民はコブレンツの3倍の約6万人で、戦後の不発弾処理に伴う避難者数としては過去最大だ。

 市当局によると、警察によって処理現場から半径1.5キロメートルが3日朝から避難区域に設定されるため、対象住民らは午後8時(日本時間4日午前3時)まで避難を余儀なくされる見通しだ。(c)AFP