【9月1日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)のMotoGPクラスに参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が31日、トレーニング中の事故で脚を骨折し、所属チームは同選手について「可能な限り早急に」手術を行う必要があると発表した。

 38歳のロッシは、エンデューロバイクに乗っていた際に事故に遭遇。ヤマハの声明によると、「バレンティーノ・ロッシは、31日に地元(ウルビーノ<Urbino>)近郊で行われていたトレーニングの最中に、エンデューロの事故に巻き込まれた」とされ、「検査のために」近くの病院に搬送されたという。

 ヤマハはロッシのけがの程度について、「右脚の脛骨(けいこつ)と腓骨を骨折していると診断された」とすると、「9月1日金曜日に詳しい診断が出る予定」と述べた。

 ロッシが事故に遭遇するのは今年2回目となっており、5月にはモトクロスの練習中に胸部と腹部をけがして病院で治療を受けた。

 WGPで通算9度の世界タイトルを獲得しているロッシは、全18レース中12戦を終えた今季のMotoGPクラスで総合4位につけている。(c)AFP