【9月1日 AFP】(更新)アップル(Apple)は31日、9月12日に開催する報道向けイベントの招待状を出した。今年は同社の革新的なスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」誕生10周年に当たり、イベントではその新機種が発表される見通し。

 会場となるのは、米シリコンバレー(Silicon Valley)にある同社の宇宙船型新社屋の敷地に故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)の名前を冠して建設された「スティーブ・ジョブズ・シアター(Steve Jobs Theater)」。同施設で報道イベントが開かれるのは今回が初めて。

 アップルは従来のイベントと同様、招待状でほとんど情報を明かさず、開催日時と場所、そして「私たちの場所で会いましょう」というメッセージだけを載せている。

 新型iPhoneでは、表面の端から端まですべてが表示領域になる高画質スクリーンが採用され、上部には三次元(3D)顔認証機能に対応する追加カメラを搭載するための切り欠きが作られるとの情報や、背面がガラス製に変わり無線充電が可能になるとの予測が出ている。

 約1000ドル(約11万円)の高価格機種を含む3種類のアイフォーンが発表されるとのうわさもある。調査会社グローバルデータ(GlobalData)のアナリスト、アビ・グリーンガート(Avi Greengart)氏はAFPに対し、「アップルは大幅なデザイン刷新をするだろう」と語った。

 アップルは一連の推測に対するコメントを拒否している。(c)AFP