【8月31日 AFPBB News】ゴキブリ、ネズミ、カラス──。そんな、人々に「厄介がられる」身近な生き物を集めた一風変わった企画展「オレたち夏のキラわれ者」が、東京都の府中市郷土の森博物館(Fuchu City Local Forest Museum)で開催されている。

 会場にはアブやハチなどの昆虫やコウモリ、ハクビシンの標本のほか、スッポンやアメリカザリガニの生体など約120点を展示。同館では、これまでにも身近な自然を対象にした展示を行ってきた。中村武史(Takefumi Nakamura)学芸員(57)は「もともとは森にいた生き物が、なぜ我々の生活圏に侵入してきたのか。視点を変えると、都市開発や経済成長など背景が見えてくる」と狙いを話す。

 府中市の小宮山龍陽(Tatsuya Komiyama)くん(6)は、「ゴキブリがたくさんいておもしろいけど、家に出てきたらやだ」と母親と顏を見合わせていた。9月3日まで。(c)AFPBB News