【9月1日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選は31日、各地で行われ、グループBの日本は浅野拓磨(Takuma Asano)と井手口陽介(Yosuke Ideguchi)のゴールで2-0とオーストラリアを下し、6大会連続となる本大会出場を決めた。

 日本は前半41分に浅野が長友佑都(Yuto Nagatomo)のクロスから左足のボレーで先制点を決めると、後半37分には井手口が見事なミドルシュートを蹴り込んでアジア予選では一度も勝てていなかったオーストラリアからの勝利を決定付け、ロシアW杯4か国目の出場国となった。

 負ければ解任とも報じられていたヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督は、歓喜で興奮状態の中、試合前には個人的な理由で辞任することも考えていたと明かした。

 会見で質疑に応じなかったハリルホジッチ監督は、「実はプライベートで非常に大きな問題がある。サッカーとは関係がないことだ。誰にも知らせていなかったし、やめることすら考えた」とコメントしている。

 日本サッカー協会(JFA)はその後、ハリルホジッチ監督に「家族の問題」があったと説明したが、指揮官が9月5日に行われる敵地でのサウジアラビア戦に帯同する予定だとしている。

 一方、敗れたオーストラリアは最終予選で初黒星を喫し、グループBの2位までに与えられるW杯出場権の獲得に大きな打撃を受けた。第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)王者のオーストラリアは、5日に行われるホームでのタイ戦で、日本と対戦するサウジアラビアを上回る結果を手にできれば、出場決定のチャンスが広がる。(c)AFP/Alastair HIMMER