【8月31日 AFP】第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)の男子800メートルを制したフランスのピエール・アンブロワーズ・ボス(Pierre-Ambroise Bosse)が30日、先週末同国南部のジロンド(Gironde)県で深夜に悪意のある暴行に遭い、顔面を複数箇所骨折したと明かした。

 25歳のボスはフェイスブック(Facebook)のページに、休暇中に「暴行の被害に遭い」、「3人から残忍な襲撃」を受けたと投稿した。ボスは「言い表せないほどの精神的ダメージ」を受け、暴行事件のためにシーズンを早々に切り上げざるを得なくなったとしている。

 届け出を受けて警察は捜査を続けているものの、襲撃犯は捕まっていない。

 現地紙スッドウエスト(Sud Ouest)によると、事件は27日の午前4時頃にグジャン・メストラ(Gujan-Mestras)にあるカジノの駐車場で発生。ボスは友人たちと一夜を過ごした後、近付いてきた3人組と写真撮影をしようとしたところ暴行を受けた。

 世界選手権でボスは残り150メートルから見事なスパートを決め、同種目ではフランス人選手初の金メダルを手にした。(c)AFP