【8月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は27日、バーンリーFC(Burnley FC)と1-1で引き分けて再びホームで勝ち点を落としたことについて、今季の本拠地として使用するウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)が原因ではなく、チームの「精神的な問題」だと主張した。

 トッテナムは後半4分にデレ・アリ(Dele Alli)が挙げた得点を守り切ることができず、試合終盤にバーンリーのクリス・ウッド(Chris Wood)に同点ゴールを奪われた。ホワイト・ハート・レーン(White Hart Lane)の改修工事により、トッテナムは今季の本拠地としてウェンブリーを使用しているが、同スタジアムでは2007年以降の計12試合で2勝しかできておらず、今季は未勝利のままとなっている。

 開幕後の不振は新たな環境によるものではないとの見解を示すポチェッティーノ監督は、「タイトル争いをしたいのであれば、このような時期があってはならない」と話し、「われわれはより強くなるために懸命に努力しなければならない。解決すべきは精神的な問題だ」とコメントした。

「これまでの結果で今後を占うのは時期尚早だ。昨季は3、4試合を終えた時点でチェルシー(Chelsea)が優勝すると断言した人は皆無だった」

 ウェンブリーでの過去11試合で8敗を喫しているトッテナムは、同地で行われた今季のホーム初戦でチェルシーに1-2で敗れているが、ポチェッティーノ監督は「ウェンブリーは関係ない。ウェンブリーの問題ではないんだ」と述べ、ジンクスという考えを嫌っている。

「サッカーでは集中できていなかったり、少しでも疲労があったり、100パーセントの状態でなかったりする場合、敗れることも相手に得点のチャンスを与えることもある。それがきょうの失点につながり、チェルシー戦でもそうだった。それがカギだったんだ」

「腹を立ててはいないが、落胆はしている。今は気分が良くないし、選手やファンもそれは同じだ。昨シーズン、すべてがうまくいっていた時期はハッピーだった。今はいいバランスを保つよう努めなければならないし、ポジティブであり続けなければならない。前向きになることはできるんだ」(c)AFP/Ian BAKER