【8月25日 AFP】イタリアのミラノ(Milan)市は24日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)で発生した車突入事件の余波が広がる中、セリエAのACミラン(AC Milan)とインテル(Inter Milan)が本拠地として共用しているサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)の周りに、恒久的なコンクリート製の柵を設置したと発表した。

 新たな「反往来」区画は、今夏行われたコンサートを前に、サン・シーロの別名で知られるスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza)を囲むように設置された。

 伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)の電子版によると、この数週間、ミラノ州や警察高官、市役所が会合を行い、小型トラックや車を使用した襲撃を止めるために考案された新たな戦略を決定した。

 コンクリートの柵は、ACミランの本拠地開幕戦のカリアリ(Cagliari Calcio)戦が行われる27日午後までに設置完了となる。

 バルセロナで起きた車突入事件では、同市内最大の繁華街ランブラス(Las Ramblas)通りに犯人が車で群衆に突っ込むなどし、15人が死亡し、120人が負傷した。(c)AFP