【8月24日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のリッチ・ヒル(Rich Hill)は23日、延長10回にピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)のジョシュ・ハリソン(Josh Harrison)にサヨナラ本塁打を許し、無安打無得点への挑戦を苦々しい形で断たれた。

 ハリソンは2ボール1ストライクのカウントから、左翼スタンドに決勝弾をたたき込み、史上初めてノーヒットノーラン中の投手から延長戦でサヨナラ弾を放った選手となった。

 ヒルは8回まで対面した打者をすべて切って取る完璧な投球をみせていたが、9回のパイレーツの先頭打者ジョーディー・マーサー(Jordy Mercer)の打球を三塁手のローガン・フォーサイス(Logan Forsythe)がエラーし、完全試合が消えていた。

 ドジャースでは1965年9月9日にサンディ・コーファックス(Sandy Koufax)が完全試合を達成しており、ヒルは球団史上2人目の偉業を目指していた。

 37歳のヒルは、打者29人と対戦してわずか99球を投じたのみで10三振を奪ったが、敗戦投手となっている。

 ドジャースの打撃陣は8安打を放ったものの無得点。得点圏に走者を置いた場面では9度無安打で、11残塁に終わった。(c)AFP