【8月24日 AFP】男子テニス、世界ランキング11位のミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が23日、左手首のけがを理由として、28日にニューヨーク(New York)で開幕する全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)を欠場すると発表した。

 この日、最近数週間にわたり自身を悩ませていたという「骨の一部」を除去する手術を受けたと明かしたラオニッチは、自身のインスタグラム(Instagram)で「今大会を欠場し、ニューヨークの最高のファンの前でプレーするチャンスを逃すのは非常に胸が痛むが、他に選択肢がなかった」とつづった。

 今大会ではすでに、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)、錦織圭(Kei Nishikori)らが欠場を表明しており、ラオニッチは不参加が決まった最新の選手となった。

 今年は全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)でベスト8に進んだラオニッチだが、シーズンを通して故障に苦しんでおり、全米の前哨戦となったロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)では初戦敗退、続く先週のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)は欠場していた。

 またラオニッチは、すでにリハビリを開始し、ジムトレーニングに戻っているとした上で、ファンに向けて「ツアーに万全の状態で復帰し、2017年を適切な形で力強く終えたい」とコメントした。(c)AFP