【8月24日 AFP】ツイートなどにキーワードを付けて検索しやすくするハッシュタグ「#」が23日、10歳の誕生日を迎えた。ハッシュタグの登場によって、ソーシャルメディアの使い勝手は格段に上がった。

 この記号が初めて登場したのは、2007年のツイッター(Twitter)だ。それ以来、世界中の主要な出来事を端的に表すキーワードの前に「#」が幾度となく付けられてきた。

 フェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)、タンブラー(tumblr)といった他のソーシャルメディアでも、ハッシュタグはあっという間に広がった。

 ハッシュタグを初めて使ったのは、コミュニケーションデザインおよびソーシャルメディア専門家の米国人クリス・メッシーナ(Chris Messina)氏だ。最初のハッシュタグは、自身も関わったテクノロジー/ウェブ関連のカンファレンスを特定するための「#barcamp」だった。

 言うまでもないが、23日のハッシュタグ10周年には「#Hashtag10」が使われている。

 現在、約1億2500万件のハッシュタグが日々使われている。特にネット上で情報を拡散させる際に用いられることが多い。

 これまで、世界的に使われたハッシュタグには、ボコハラムによる女子生徒集団誘拐事件での「#BringBackOurGirls」や、米警察による黒人に対する一連の暴行事件の「#BlackLivesMatter」、米ウォール街(Wall street)で起きたいわゆるオキュパイ運動の「#OccupyWallStreet」などがある。