【8月24日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は23日、プレーオフの第2戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-2で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)を下し、2試合合計スコア6-3で2010年以降では2度目のグループステージ進出を決めた。

 ドイツ代表のMFエムレ・ジャン(Emre Can)のゴールで先制したリバプールは、モハメド・サラー(Mohamed Salah)がASローマ(AS Roma)から移籍後初得点を記録すると、21分には再びジャンがネットを揺らし、ホッフェンハイムの反撃をマルク・ウート(Mark Uth)の1点に抑えて前半を折り返した。

 後半に入りロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が古巣ホッフェンハイムからゴールを奪い4点目を挙げたリバプールは、その後ザンドロ・ヴァーグナー(Sandro Wagner)に2点目を返されたものの難なく逃げ切った。

 試合後、リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督はBTスポーツ(BT Sport)に対して「言葉が見つからない。素晴らしかった。これまでのハードワークが実った。最高の気分だ」とコメントしている。

「チームに最大級の賛辞を送る。最初の30分間は完璧なプレーだった。ハーフタイムに選手に3-0になった時の気分を思い出し、そしてそれを忘れるよう伝えた」

 この結果リバプールは、ドイツ勢をホームに迎えての無敗記録を15に伸ばした。グループリーグの組み合わせ抽選会は24日にフランスのモナコ(Monaco)で開催されるが、イングランドからは史上初めて5チームが本戦に出場する。

 リバプールに加え、イングランドからは昨季リーグトップ3のチェルシー(Chelsea)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、そしてヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)を制したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が本戦に臨む。

 なお、最後に本戦の舞台に立った2014-15シーズンにリバプールは、グループリーグ敗退を喫している。

 クロップ監督は、FCバルセロナ(FC Barcelona)移籍が取りざたされるフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)を背中の負傷によりまたしても起用できなかったが、フィルミーノとサディオ・マネ(Sadio Mane)のコンビがその穴を埋めた。

 ホームでの第1戦を0-0で終えていたスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)は、敵地でステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)を5-1で粉砕した。

 前半13分にセイドゥ・ドゥンビア(Seydou Doumbia)のゴールで先制したスポルティングは、その後ジュニオール・モライス(Junior Morais)に同点とされたが、後半にマルコス・アクーニャ(Marcos Acuna)、ジェルソン・マルティンス(Gelson Martins)、バス・ドスト(Bas Dost)、ロドリゴ・バッタリア(Rodrigo Battaglia)が立て続けに得点を奪った。

 カラバフFK(Qarabag FK)は敵地でFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)に1-2で敗れ、2試合合計スコアは2-2となったが、ディノ・ヌドロブ(Dino Ndlovu)が貴重なアウェーゴールを決めたため、アゼルバイジャン勢として初めてのグループステージ進出を果たした。

 ゲオルギ・シュチェンニコフ(Georgi Schennikov)とアラン・ジャゴエフ(Alan Dzagoev)がゴールを決めたCSKAモスクワ(CSKA Moscow)は、BSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)を2-0で下し、2試合合計スコア3-0でプレーオフを突破した。

 ホームでの第1戦を2-0で勝利したアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)は、スラビア・プラハ(Slavia Prague)と0-0で引き分けてグループリーグに進んでいる。(c)AFP/Tom WILLIAMS