【8月23日 AFP】サッカーオーストラリア代表は22日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選の日本戦、タイ戦に向けたメンバー23人を発表。マイル・ジェディナク(Mile Jedinak)がメンバーから外れ、逆転での突破を目指すオーストラリアにとっては手痛い主将の落選となった。

 ジェディナクは今年6月のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)を鼠径部(そけいぶ)のけがで欠場しており、所属するアストン・ビラ(Aston Villa)でも、チャンピオンシップリーグ(イングランド2部)の試合に今季はまだ出場していない。

 オーストラリアサッカー連盟(FFA)は、公式ウェブサイトで33歳のジェディナクが落選した理由について説明し、同選手はここ数か月けがに悩まされており、現在も所属クラブで慎重に復帰を目指している段階だとしている。

 アジア最終予選のグループBで、オーストラリアは無敗を守っているものの、順位は2位サウジアラビアと得失点差、首位の日本と1ポイント差の3位と、現時点では本大会に確実に出場できる2位以内に届いていない。さらに日本とサウジアラビアは最終節で直接対決を控えており、日本戦の結果が重要な今後を大きく左右することになる。

 アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は、キャップ数ゼロの選手がアワー・マビル(Awer Mabil)とダニエル・ヴコヴィッチ(Daniel Vukovic)の2人にとどまった理由について、経験を重視したと説明した。

「今回選ばれた選手は、極めて大切な2試合に向けた準備ができていると確信している。われわれの目的は、日本戦で前向きな結果を得ること、そしてホームのタイ戦に勝利してグループステージを終えることだ」

 日本戦は8月31日に埼玉スタジアム2002(Saitama Stadium 2002)で、タイ戦は豪メルボルン(Melbourne)で9月5日に開催される。