【8月23日 AFP】米国では今後、フェイスブックユーザーの伸び率が鈍化し、その一方で、写真共有サービス「インスタグラム(Instagram)」や「スナップチャット(Snapchat)」の人気が高まるとの予想が22日、発表された。米インターネット調査会社イーマーケター(eMarketer)は、米国の10~20代の若者のフェイスブック離れがさらに進むとの見方を示した。

 イーマーケターは、フェイスブックのユーザー数そのものは増えると予想している。25歳以上の利用者増が見込まれるためだ。しかし、24歳以下では逆に減少が予想されるとした。

「インスタグラムとスナップチャットが若者を取り込むことに成功したのは、ビジュアルコンテンツを使ってコミュニケートする彼らのやり方にマッチしたため」とイーマーケターは指摘する。

 イーマーケッターは、2017年の米国におけるスナップチャットの月間ユーザー数を25.8%増の7920万人と予測している。とりわけ、成人の若者層で最も大きく伸びるとの見方だ。インスタグラムでは、同23.8%増、8550万人と予想された。

 他方で、24歳以下のユーザー数では、スナップチャットがインスタグラムとフェイスブックを年内にも追い越すとも予想された。インスタグラムは米フェイスブックの傘下にある。

 スナップチャットが初めて登場したのは5年前。写真や映像などのメッセージが端末から短時間で消えることが若者の間で受け入れられ、人気を博した。(c)AFP/Glenn CHAPMAN