【8月22日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが21日に発表され、2014年7月以来3年ぶりに世界1位へ返り咲いたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は「信じられない」と喜びを語った。

 今年の全仏オープンテニス(French Open 2017)で四大大会(グランドスラム)通算15個目のタイトルを手にした31歳のナダルは、先日のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)とウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)を臀部(でんぶ)のけがで欠場したアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に代わって王座に立った。

 2008年8月に初めて世界ナンバーワンになって以降、計141週間にわたりトップに君臨したが、その後は膝などの故障に苦しみ、自身が王座返り咲きを果たすのは困難との見方を示したこともあったナダルは、男子プロテニス協会(ATP)に対し「ここ数年で経験してきたことを経て、再び世界1位になるのは信じられない」と語った。

 またATPのクリス・カーモード(Chris Kermode)会長は、2015年には一時世界10位まで落ちていたナダルについて「最初になってから9年後に再びナンバーワンに返り咲くのは前代未聞だ」と称賛している。

 一方、米シンシナティ(Cincinnati)で開催されたウェスタン&サザンオープン準々決勝でナダルを撃破したニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は5ランクアップの18位、同大会で優勝を飾ったグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が9位になり、トップ10に復帰している。

 最新のATPランキングは以下の通り。

1位:ラファエル・ナダル/7645ポイント

2位:アンディ・マレー/7150ポイント

3位:ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)/7145ポイント

4位:スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)/5690ポイント

5位:ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)/5325ポイント

6位:アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)/4470ポイント

7位:マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)/4155ポイント

8位:ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)/4030ポイント

9位:グリゴール・ディミトロフ/3710ポイント

10位:錦織圭(Kei Nishikori)/3195ポイント

18位:ニック・キリオス/2325ポイント

(c)AFP