【8月21日 AFP】米国選抜と欧州選抜による女子ゴルフの対抗戦、第15回ソルハイムカップ(Solheim Cup 2017)は20日、米アイオワ(Iowa)州デモイン(Des Moines)のデモイン・ゴルフ&カントリークラブ(Des Moines Golf and Country Club)で最終日が行われ、米国選抜が2連覇を飾った。

 5ポイントのリードを持ってシングルスのマッチプレーを迎えた米国選抜は、リセット・サラス(Lizette Salas)が18番でパーパットを沈めて1アップでジョディ・エワート(Jodi Ewart Shadoff、イングランド)を退けた時点で優勝を決めた。

 とはいえ、その時点でコース上で行われていた対戦のいくつかで米国選抜の選手がリードしていたこともあり、優勝は確実なものとなっていた。

 この日、米国選抜は初戦でレクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson)が追い上げをみせてアンナ・ノードビスト(Anna Nordqvist、スウェーデン)との対戦をドローに持ち込み、優勝に向けてしっかりと歩みを進めていた。

 その後、クリスティ・カー(Cristie Kerr)が2アンド1でメリッサ・レイド(Melissa Reid、イングランド)に、ポーラ・クリーマー(Paula Creamer)がジョージア・ホール(Georgia Hall、イングランド)に勝利し、米国は優勝へ前進。

 それでも欧州選抜はキャロライン・マッソン(Caroline Masson、ドイツ)がミシェル・ウィー(Michelle Wie)を4アンド2で退けると、カトリオーナ・マシュー(Catriona Matthew、スコットランド)がステーシー・ルイス(Stacy Lewis)を1アップで撃破し、流れを断ち切った。

 しかし、18歳のエンジェル・イン(Angel Yin)がカリン・イシュール(Karine Icher、フランス)と引き分けた時点で、サラスが最低でも引き分ければ米国選抜の勝利が確実となる状況だった。

 米国選抜はフォアボールで大きく優位に立ち、その形式で獲得できる8ポイント中7ポイントを手にした。初日のフォアボールでは全勝を飾り、フォアサムで欧州選抜に奪われたリードを奪い返すと、その後はリードを守り切った。

 ジュリ・インクスター(Juli Inkster)は、ジュディ・ランキン(Judy Rankin)氏に続き、米国の主将としては史上2人目となる連覇を達成している。

 通算10度目の優勝を飾りインクスターは「ただただチームのことを誇りに思います。今週は緊張というものは感じてなかったのですが、今日は少し緊張していました。このチームを率いることができたのは光栄です。彼女たちのキャプテンを務めることができたのは本当に恵まれています」とコメントした。(c)AFP