【8月21日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ハンブルガーSV(Hamburger SV)のニコライ・ミュラー(Nicolai Mueller)が、19日に行われたFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦で得点を喜んだ際に膝十字靱帯(じんたい)を断裂し、約半年間の戦線離脱となった。

 29歳のミュラーは前半8分、チームを1-0の勝利に導く決勝点を挙げたものの、顔を赤らめてピッチを後にした。

 ネットを揺らした後、ゴールを喜ぶミュラーは回転しながらコーナーフラッグの辺りで跳び上がると、ピッチに倒れ込んで顔をゆがめた。その後プレー続行しようとしたミュラーだったが、同15分に交代となった。

 HSVのマルクス・ギズドル(Markus Gisdol)監督は、「間違いなくがっかりする出来事だ。今までこんなことは経験した覚えがない」とコメントしている。

 2013年にドイツ代表として2試合を経験したミュラーは20日、靱帯断裂の診断を下されて少なくとも6か月の戦線離脱が決まり、チームは最悪の状況に直面した。

 チームのディレクターを務めるイェンス・トッド(Jens Todt)氏は「診断結果はわれわれにとって大きなショックであり、シーズンのスタートには深刻な打撃だ。もちろん、ニコライはとてつもなくつらいだろう」と語った。

 ギズドル監督は、アウクスブルク戦では米国代表のボビー・ウッド(Bobby Wood)が苦戦していたこともあり、ミュラーの穴を埋めるべく8月末日に締め切られる移籍市場で新たな選手を獲得する可能性について否定はしなかった。(c)AFP