【8月20日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)は19日、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク23位のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と世界ランク11位のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が決勝進出を決め、ともに初となるマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)のタイトル獲得に王手をかけた。

 キリオスは7-6(7-3)、7-6(7-4)でダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を退け、第7シードのディミトロフは第14シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)を7-6(7-4)、7-6(12-10)で退けた。

 2015年に一度だけあった直接対決では、ディミトロフがキリオスを下している。

 22歳のキリオスはタイブレークでともに4-1とリードを奪うと、第1セットはフォアハンドのウイナーを決めてこのセットをものにすると、第2セットはフェレールのリターンが長くなり、勝利を決めた。

 通算4度目のツアー制覇を目指すキリオスは試合後、「タイブレークの戦績はすごく良いんだ。サーブをうまく打って、効果的なプレーができれば、チャンスが手に入ることは分かっていた」とコメントした。

 一方、今年3度目、通算6度目のツアー優勝がかかるディミトロフは、劇的な展開となったタイブレークを4度目のマッチポイントで制している。(c)AFP