【8月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は18日、クラブ史上最高額の移籍金となる4200万ポンド(約59億円)で、オランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)からコロンビア代表DFのダビンソン・サンチェス(Davinson Sanchez)を獲得した。トッテナムはこれが今季最初の補強となっている。

 昨季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に決勝で敗れたアヤックスで主要メンバーだった21歳のサンチェスは、昨季リーグ2位のトッテナムと6年契約を結んだ。

 タイトルを争うライバルに比べて移籍市場での活動が静かだったマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督に向けられていたサポーターの懸念を払拭(ふっしょく)したサンチェスとの契約は、同選手がメディカルチェックをパスし、労働証明書が発行されてから正式なものになる。

 昨年コロンビア代表に選出され、出場2キャップを数えるサンチェスは、この移籍が選手としての成長につながると考えている。

 トッテナムのホームページでサンチェスは「アヤックスの監督、経営陣、選手、そしてファンにお礼を言いたい。キャリアを高めるためにここに来たことは自分にとって最高の移籍だ。トッテナム・ホットスパーのような有名クラブと契約できたことに興奮している。マウリシオ・ポチェッティーノ監督や選手とともにプレーすること、このクラブの皆さんと顔を合わせることを楽しみにしている」とコメントした。

 母国の各年代別代表としてプレーした経験を持つサンチェスは昨年、17歳でデビューしたコロンビアのアトレティコ・ナシオナル(Atletico Nacional)から380万ポンド(約5億3000万円)の移籍金でアヤックスに加入。昨季は47試合に出場して7得点を挙げ、クラブの年間最優秀選手に選出されている。(c)AFP