【8月19日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、ロシアの女子三段跳び選手アンナ・ピヤティフ(Anna Pyatykh)に対し、ドーピングで4年間の出場停止処分と、2007年に行われた第11回世界陸上大阪大会(11th IAAF World Championships in Athletics Osaka)での同種目の銅メダル剥奪を言い渡した。

 現在36歳のピヤティフは世界陸上大阪大会で4位に終わったものの、3位のクリソピギ・デベツィ(Hrysopiyi Devetzi、ギリシャ)がこちらもドーピングで失格となったため、銅メダルを手にしていた。

 この結果、同大会の銅メダルは当時5位だったマリヤ・セスタク(Marija Sestak、スロベニア)が獲得することになった。

 再検査された同大会でのピヤティフの検体からは、アナボリックステロイドの陽性反応が出ている。CASによると、ピヤティフの2013年7月6日から、不明な物質で検査に落ちて暫定的に資格停止を科された2016年12月5日までの競技結果も抹消されることになる。(c)AFP